油断大敵!自分でやる害獣・害虫対策

自分で行う害獣駆除とは 平和に穏やかに暮らしたいのに、その平和を脅かす存在…それはネズミやアライグマなどの害獣や、ゴキブリやダニなどの害虫です。
これらの害獣・害虫に出くわしたとき、駆除業者にお願いするのもいいですが、その前にできるなら自分で対策しておきたいものです。そんなわけで今回は自分でできる害獣・害虫対策についてレクチャーしたいと思います。

種類別に見てみよう☆家の害獣対策☆

VSネズミ★

 建物に住み着いて害を与えるのは、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミで、イエネズミと呼ばれます。
ネズミは各種病原菌を媒介する衛生的被害や、家中のものをかじってしまう経済的損失を引き起こすばかりではなく、電気配線をかじって火災を起こさせるという侮れない存在です。
ネズミに対する対策としては、
侵入口を塞ぐ
餌を与えない

巣を作らせない
というのが3原則です。
もしネズミが家に出たら、自分で駆除するのはかなりの至難のワザ。ネズミは警戒心もたかく、すばしこく、頭も良いので、やっかいなんです。
確実にネズミを家から追い出したい場合は、プロのねずみ駆除業者に相談してみるのが近道です。

VSアライグマ★

 見た目がかわいいアライグマですが、実は「アライグマ回虫症」を引き起こすとても危険な害獣であることはあまり知られていません。
アライグマ回虫症とは…アライグマに寄生しているアライグマ回虫の虫卵は糞便を通じて外界に放出されます。その感染幼虫包蔵卵を人間が経口摂取すると、幼虫が急速に成長しながら体内を移動し、重篤な脳神経障害を引き起こします。
対策としては、
アライグマには触らない
アライグマはもちろん動物や土などに触ったら必ず手を洗うなどが必要になってきます。
また家に住み着かないよう、餌を与えない、家への侵入を防ぐことも重要です。もしアライグマを見かけたら、被害が大きくなる前に自治体に相談しましょう。

VS鳩★

 公園で子供がハトを追いかける姿は何とも微笑ましいものですが、鳩が自分の家のベランダに住み着いたとなれば話は変わります。
鳩はその糞害がひどく、樋や排水溝を詰まらせたりします。またクリプトコッカス病やオウム病などの病気を媒介し、アレルギーを引き起こすこともあるので衛生上の問題もあります。
まずはお金のなるべくかからない方法、例えば
CDをぶら下げる
風船を掲げる
とかしてみるのも一つの手です。
もしこれらの方法が効かなくなったら、鳥よけグッズや防鳥ネットをベランダに張るという方法を試すのもいいでしょう。

VSハクビシン★

 ハクビシンと聞くとSARS(重症急性呼吸器症候群)を思い出すという人も多いのではないでしょうか。

結局SARSの自然宿主はハクビシンではなくキクガシラコウモリであることが判明しましたが、それでもハクビシンは雑菌を媒介する危険があることに変わりはありません。
また農作物や生ごみを漁ったり、民家に住み着き糞尿によって生活被害をもたらしたりもします。
ハクビシン対策としては
農作物を収獲した後に畑に作物を残さない
壁や換気口の穴を塞いで侵入させない

といったことが必要になります。

種類別に見てみよう☆家の害虫対策☆

VSゴキブリ★

 家の害虫と言って真っ先に挙げられるのがゴキブリではないでしょうか。ゴキブリの体には様々な雑菌や、雑菌を持つ微生物が大量に付着しています。また家電製品に潜り込んで漏電を引き起こすこともあります。
ゴキブリ対策としては
食品をそのまま放置しない
キッチンまわりをこまめに掃除する
空き缶やペットボトルは洗ってから捨てる
ペットの餌を出しっ放しにしない

など、とにかく清潔を心掛けることが重要です。

VSダニ★

 どんな家にも必ずいる害虫、それがダニです。ダニは温度・湿度・餌(フケや垢など)が揃うと一気に繁殖します。気管支喘息、アトピー性皮膚炎などを引き起こし、刺された場合は激しいかゆみを引き起こします。
ダニ対策としては
こまめに換気して空気を乾燥させる
部屋をこまめに掃除する

できれば寝具類は丸洗いする
などダニ好みの環境にしないことが重要です。

VSハチ★

 ハチに刺されたことがある人ならわかると思いますが、ハチに刺されると激しい痛みを伴います。また年平均30〜40人の死者を出すほど、アナフィラキシーショックの被害は恐ろしいものです。
ハチ対策としては
黒い服を着ない
ハチの巣を見つけたら自治体に速やかに連絡をする

ハチの巣作り防止用スプレーを撒いておく
などです。

まとめ

 以上、代表的な害獣・害虫対策についてまとめてみました。
毎日の生活の中で簡単にできる対策方法はたくさんあるので、これらを実践して平和な生活を自分たちで守れるようにしたいですね。
ちなみに、害虫・害獣対策は、お住いの自治体のWEBサイトがけっこう役に立つんですよ。
私の住んでいる京都市には、こんなページがあります。けっこう詳しく書いてあって、とてもためになります。
ぜひみなさんも、困ったことがあったら、市区町村のページを見てみることをオススメします。